川を上流に遡っていくと、囓りかけの梨が流れてきた。
 もっと歩いていくと、水車小屋があった。
 中に入ってみると、人の形をした馬が石臼を回していた。

「こんにちは」

 もう一回聞いてみたけれど、馬は気付いている様子も見せずに相変わらず石臼を引いていた。
 水車はただカラカラと回っていた。

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