回っている扇風機に手を入れると、指先が少し裂けた。
 血の滲んでいる指先を口に含むと、少し埃っぽかった。
 味は錆び付いていたけど、甘いようにも思えた。
 そう思うと、気が付かない内に強く噛んでいた。
 喉のぬるりとした感触に吐き気を覚えた。
 もう二度としないと心に誓い、また噛んでいた。

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