カーテンは風に靡いていた。
 端を踏んづけると、勢い良く帆を張った。
 あまりに激しすぎて、向こう端が少し裂けた。
 どうしよう、と思い裂けた部分を手に取った。
 気が付くと、手はそれを縦に引き裂いていた。
 嫌気が差し、窓の下に向かって投げ捨てた。


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